出典：https://docs.ssv.network/ （2024年5月時点）
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ssv.network DAOは、ssv.networkプロトコルとトレジャリーの所有権とssv.networkの分散的なガバナンスを実現する推進力です。プロトコルのネイティブトークンであるSSVトークンは、所有者に対しDAO内での投票、提案、およびその他の投票の権利を提供します。
ssv.network DAOは、2つの主要なメカニズムによってその任務を遂行します。1つ目は、ガバナンスマルチシグによって制御されるガバナンス機能を実行することです。2つ目は、トークン所有者によって可決されたスナップショット提案を実行することです。実行は、DAO内のさまざまな任命者および作業グループによって行われます。
ネットワーク手数料はDAOのトレジャリーに資金を提供し、SSVプロトコルとエコシステムをサポートするために使用されます。このトレジャリーの資金の用途として、プロトコル開発とネットワーク成長のための助成金、マーケティングおよびコミュニティの奨励策、財務の多様化のためのトークンスワップ、SSVトークンと引き換えに戦略的パートナーによる投資などが含まれます。
主要なガバナンスの決定はDAOによって投票されます。これには、ワーキンググループの形成、DAOの貢献者などが含まれます。SSVトークンを保有している誰もが投票し、プロトコルのガバナンスに積極的に参加できます。
DAOには、エコシステムの成長と発展を促進するための広範な助成金プログラムがあります。これは、分散型ステーキングアプリケーション、開発者ツールおよびリソースを構築する開発チームを支援するためのコミュニティ主導のプログラムです。助成金のプロセス全体は助成金委員会によって監督および実行されます。
ssv.networkを利用するためには、ssv.networkを通してステーキングを行う者はss.networkに対しネットワーク手数料を支払う必要があります。このネットワーク手数料は各バリデータごとに固定されており、その金額はDAOによって決定されます。ネットワーク手数料は直接DAOの財務に流れ込み、SSVエコシステムのさらなる開発やDAOの投票プロセスを経た活動の資金として使用されます。新しい手数料の金額に関する決定は、DAOの経費をカバーするのに十分な高額である必要がありますが、同時にSSVプロトコルが競争力を維持できるように低額である必要もあります。
この手数料はDAOガバナンスではなく、オペレータ自身によって設定および管理されます。なお、オペレータとはssv.networkのハードウェアインフラを提供し、SSVプロトコルを実行し、ssv.networkの全体的な健全性を維持する責任を有する参加者のことです。ただし、スマートコントラクトには各手数料変更サイクルでオペレーターが手数料を増加させる際の上限およびサイクル期間を制限するガードレールが含まれています。これらのパラメーターはネットワークの安定性を確保し、ステーカーが突然のオペレータの料金引き上げから保護されるために重要です。一方で、手数料変更の頻度が低すぎたり、変更サイクルが長すぎたりすると、システムが硬直化し、市場の変化に適応できなくなる可能性があります。これらのパラメーターの設定は、現在の市場状況に合わせて慎重に行う必要があります。
オペレータの手数料変更に関わるガイドラインに関しては以下の記事をご参照ください（英語）。
https://docs.ssv.network/learn/operators/update-fee